1958-03-19 第28回国会 参議院 決算委員会 第14号
これはまあ輸入食糧補給金の時代から非常に問題にされました。その後情勢はこれは相当変わって来たと思いますけれども、しかし基本的にこういう問題が、もしもほんとうにあなたの言われるような政策だとすれば、私は先ほどこの説明を求めました、この農林中金の資金運用面においても、当然十分変わってこなければならぬのではないか。
これはまあ輸入食糧補給金の時代から非常に問題にされました。その後情勢はこれは相当変わって来たと思いますけれども、しかし基本的にこういう問題が、もしもほんとうにあなたの言われるような政策だとすれば、私は先ほどこの説明を求めました、この農林中金の資金運用面においても、当然十分変わってこなければならぬのではないか。
この点は、羽生委員も従来の数字をただいまおあげになりましたが、おっしゃいますように過去のピークでありました昭和二十八年あたりには、食糧補給金でありますとか、あるいは災害関係の費用というものが相当見込まれておったのでありまして、ネットの農林関係費用というものも比較いたしてみますると、これは必ずしも従来と非常に見劣りがするという数字ではなかろうと思うのであります。
もっとも食糧補給金のあった当時、多分二百七、八十億かと思いましたが、二百七、八十億の食糧補給金がありましたから、必ずしも予算の絶対額を論議しても意味のないことでありますが、それにしてもとにかく数百億減ってきておる。このことは政府のいろいろな御説明にもかかわらず、実際には農林予算は毎年減っていくんだ、本年においては土地改良費が若干増額になっております。これはけっこうであります。
なおまた輸入食糧補給金、これは年度中にというよりは、むしろ当初予算に計上しておりましたが、この輸入食糧補給金のごときは、わざわざ計上した補給金を翌年度に繰り越して、決算確定後に実際上の支出をやっておるという例もあるくらいでございまして、むしろ常例的に考えますれば、決算確定を待って、はっきりした金額に従って補てんするのがよろしいのじゃないか、私どもはそう考えておる次第でございます。
次に、食管会計に関連する問題でありまするが、「今回の補正予算に見られる通り、輸入食糧補給金は不必要となつたばかりか、輸入食糧については食管会計に黒字が出るが、それは消費者価格の引下げに使用するつもりであるか、又は食糧増産に向けるつもりであるか、又、今後の食糧管理の根本方針如何」との質疑がありました。
それから食管会計にしても、まあそういう点ともかね合いの問題でしようけれども、まあ今度はどうにか輸入食糧補給金九十億程度を繰入れて赤字をカバーしたけれども、今のようなことで進んで行くと、食管会計に行詰りを相当来たして来る。
ただ減少いたします最も明らかな費目といたしまして、たとえば輸入食糧補給金、本年度予算におきましては約九十億を計上いたしておりましたが、外国市場における小麦価格の低落に伴いまして、これは本年度から不用に帰します。来年度も当然この費目の計上を必要としないわけでありまして、これはそれだけ減少いたします。そのほか小さなものでは若干の減少するものもあるわけでござい・ます。
そういう関係で、食管の中を先ず可能な限り洗い出して、それによつて財源を賄う、なおそれで足りない分は、若し理窟がつくならば、輸入食糧補給金ということで繰入れてもらう、それでも理窟がつかないというときには項を設けて、補正予算を組むという態勢で繰入れる、そういうふうに筋道としては考え、且つ主張したわけでございます。
ただ問題として申上げておきたいのですが、輸入食糧補給金として受入れるかどうかということについては技術的な問題がございます。
併し全体として見れば二十九会計年度なり、三十米穀年度をずつと見通しまして、やはり米については何がしかの、四、五十億程度の輸入食糧補給金というものは全体としてはやはり必要であろう、輸出国の如何により、又そのときの商談の如何により相当安いものも出て来る可能性は多分にある、そういうように考えております。
○説明員(渡部伍良君) 北海道開発の関係の償還財源として輸入食糧補給金を出すというようなことがあるかどうか、こういうお話でありますが、新聞に出ておつた案というのを私はよく知らないのであります。
輸入食糧補給金がなくなれば、他に全体の予算規模として余裕ができるということを考えられるかと思います。それをどう使うかというようなことは全般的な問題で、直接的に輸入補給金で以てこれに当るということは、輸入補給金が現在効んど要らなくなつておるという現状からいたしまして、検討を要する点だと思います。
そうして米についてこれを申上げますならば、二十九年度中の日本内地への到着量は、別に予算のほうで策定いたしました輸入食糧補給金の根拠といたしました、いわゆる買上量百十四万五千トンというものを基準にいたしまして、このために必要な年間の買付量を九十七万五千トンと算定をいたしたわけでございます。このうち上期の六カ月間におきまして約五十万トンを計上することといたしたわけでございます。
又、先ほど食糧庁長官からお話がございましたように、国内の食糧関係は非常に窮屈でございましたが、幸い海外の食糧関係は比較的私のほうに有利に展開いたしておつたような関係もございまして、輸入単価等の関係で食糧補給金が相当額減少を見ておるのであります。
まず第一食糧の自給について保利農林大臣にお伺いいたしますが、この食糧自給の現状並びに見通しにつきましては、MSA小麦買付の問題、輸入食糧補給金の問題、食糧管理制度あるいは米価問題等に重大なる影響を持つものでありますので、まず冒頭に大臣から的確なる御答弁を承つておきたいと思うのであります。
あなたが計算をされました、輸入食糧補給金を三百億から九十億に減額いたしました計算の基礎を、これは重要な問題でありますから、お示しをいただきたい。
いろいろな問題で……(「委員長、発言をとめろ」と呼ぶ者あり)農業対策費が少いということについて、この輸入食糧補給金九十億円、これはお米を麦にかえたから安くなつたのでありますけれども、いわゆる補給金制度というものがなくなる。そうしてこの中では農民の米価はすぐわれわれの消費米価になる。
従いまして、私どもが一応見ておるのは、大体麦の方をよけい入れるという計算で見ておるのが——今年の予算になつておるのが食糧補給金であります。
輸入食糧補給金が大幅に節約できますことにつきましては、先ほど申し上げた通りでございますので、省略いたします。米麦の買入れ価格でございますが、これは国内産の米麦につきましては、将来の物価水準等を、今日から的確に想定することは困難でございます。従つて本予算の編成にあたりましては、二十八年度の価格と同じような基礎の上に編成をいたしておる次第でございます。
保利農林大臣は、二十九年度予算で輸入食糧補給金が大幅に削減されましても、二十九米穀年度においては現行配給量を確保できると言つておりまするが、果してそのような確信がありや否やを承わりたいのであります。
それから二枚目の紙の(八)の輸入食糧補給金は、食生活の麦食への転換促進に即応する麦類の輸入増加を図つて、主食輸入補給金の節減に努むるものとする。こういうような文章にしたほうがいい、こういう意見を出したのであります。それからその次の三枚目の紙の財政投融資の中に、電源開発資金のみならず、食糧増産対策の資金を財政投融資に重点的に確保するということをやつてもらいたい。
アメリカから五千万ドル、約五千万トンの小麦の供給を強制的に約束させられ、しかもカナダ小麦よりもトン当り十ドルも高く、アメリカの最高価格で買わされ、国家経済では輸入食糧補給金を増加せねばならないし、しかも積立ての円は日本の自由かつてにならないことで、何で経済援助でありましようか。岡崎外務大臣の明確なる答弁を求めるものでございます。
輸入食糧補給金二十三億円は、米を麦に転換する政策であるが、これは過剰に悩む米国小麦の処理と関連する政府の人造米政策と 一致するやり方である。最後に四百十億円を租税の自然増収によつているのでありますが、これは政府のやり方にさらに輪をかけたものであり、国民の重税反対、減税要求の正当性を没却したものであるといわなければなりません。専売益金五十億円及び雑収入増百億円も同様と私たちは断ずるのであります。